INDEX


だっこたべ抱っこ食べ

~離乳期と抱っこ食べ~
離乳食の開始から、歩行が開始し安定するまでの間、抱っこ食べをしています。
抱っこ食べでは、保育者のひざの上に子どもを座らせて食事をします。そうすることで、食事をすることの楽しさを感じ、食べることの意欲、集中力を育んでいます。また、毎日、同じ時間・場所で同じ保育者が食べさせることで、信頼関係を築き、家庭に近い形で進めます。
スプーンの扱い方も「握り方、引き寄せ方、口への運び方」など丁寧に介助していくことで、その後ひとりで椅子に座って食事をするようになってからも、こぼすことが少なく、落ち着いて食事が出来るようになります。こぼすことが少ないということは、それだけ食事に集中できます。最初は、保育者が持つスプーンに手を添えることから始め、「自分で食べる」という意欲を育み、食べることが楽しいと感じられるようにしていきます。食事時間はひとり20分を目安にしています。それは、この年令の子どもが集中出来る時間だからです。遊び始めたり、イヤイヤしたら食事はおしまいにします。
保育者と子どもとの1対1の時間は、ゆったりして、食事が終わるときには、おなかも心も満たされた様子が、表情から伝わります。

~乳児とイス食べ~sp1063
歩行が安定する頃を目安に抱っこ食べからイス食べに移行します。自分で食べることも増えてきますが、まだまだ大人の介助が必要です。
0才児は1対1から1対2へ、年度の終わりには1対3で食べられる子も出てきます。
1才児になると自分が出来ることが増え、介助が少なくなってきたら1対3から1対4で食べるようになります。
2才児になると1対4から1対5で食べるようになります。

~幼児とクラス配膳~
3才児クラスの夏頃を目安に、お代わりを自分で選び盛り付けるようになります。子どもの様子を見ながら、ご飯・汁物・おかずと自分で盛り付けるものを増やしていきます。
4才児クラスでは、一人ひとりの気持ちが配膳に現れてくる時期で、嫌いなものは取らなかったり、少しにしたりしていますが、保育者は焦らないで見守り、子どもとの信頼関係を作ることを優先にしています。
5才児クラスでは、自分のことだけでなく、友達のことも考えられるようになります。全体の量をみて自分の量を判断するようになります。

~お手伝いと調理保育~
2,3才
グリンピース、そら豆のさやだし、枝豆の豆とり、とうもろこしの皮むき玉葱の皮むき、野菜洗い

にこにこ保育園 たくあん2 4才
ご飯炊き、味噌作り、味噌汁作り、手巻き寿司

5才
ご飯炊き、手巻き寿司、味噌汁作り、クッキー作り、(包丁・ピーラーを使おう)

~農体験~
5才児は、大根掘り、さつま芋掘り、じゃが芋植えや収穫等さまざまな農体験をします。
なかでも、田植え・稲刈り・脱穀と1月のもちつきにつながる農体験は子ども達に「自然から命をいただく」貴重な体験となります。農体験は、食べ物と仕事を大事にする子どもを育てることを目指しています。

~アレルギー対応のメニュー~
給食にはアレルギー源となりやすい卵・乳製品は一切使用せずに、大豆製品を中心にした和食中心のメニューを心掛けています。 食事に制限のある子どももいっしょに楽しく食卓を囲めるよう工夫しています。乳製品を使わないことでカルシウムが不足するので、小魚や海藻類、豆乳で補うようにしています。また、毎日のご飯にもカルシウム補給の為にアマランサスを入れています。また、料理に豆腐を多く使用することで豆腐のねばりで卵のつなぎの役割をします。天ぷらの衣に卵を入れないことで、時間がたってもサクサクと食感が楽しめることもあります。

アレルギーの対応

○アレルギー体質をもつ子ども達が年々増加しています
子ども達を環境汚染や有害物質の影響から可能な限り守るとともに、免疫力を高めることが、次世代を育成する保育園の役割と考えています。そのために農薬や化学薬品の影響を減らすこと、日本の風土に適した米食と、伝統的な調味料をはじめとした質の高い食品を給食に使うことを心がけています。
また、給食食材には、「鶏卵と牛乳」を使用していません。
近年、アトピー性皮膚炎の5~7割に食物アレルギーが関与し、食物アレルギーの原因の半数は「鶏卵と牛乳」が占めていると言われています。鶏卵と牛乳は、家庭では調理の負担が少なく手軽に取り入れられる食材です。しかし園ではなるべくみんなが同じ給食を食べ、「除去食」を必要最小限にするために「鶏卵と牛乳を使わない」選択をしています。
「除去食」については、専門医の指導のもと、保育士と管理栄養士が月1回献立を相談しながら面談をして進めています。

~健全な食材~
○食材の安全性について
当園では、安全性に配慮した食材を選んで使っています。
(なお選定や供給については、自然食店「陰陽洞」の協力を得て行っています。)
野菜は有機を中心に農薬使用の少ないものを、又3・11の震災以降は放射能の測定を必要としない産地を主にし、それ以外は園の近辺や汚染の少ない産地のものを選んでいます。
主食の米は北海道産の特別栽培の胚芽米を主としています。
調味料や加工食品は、主要産地を確認の上、合成添加物を含まないものを使用しています。
豆腐などの植物たんぱく質を多く用い、動物性食品は安全性を確認した、穀物飼料の鶏肉、豚肉を使用し、魚はなるべく遠洋のものを選んでいます。

前のページに戻る

お電話でのお問い合わせ (受付時間:AM7:00〜PM6:00)
メールでのお問い合わせ ※返信に数日かかる場合がございます。