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異年齢保育

食育からだづくり

秋からおうちグループに加わる3歳児も、夏からは自分で食事をよそっています。でも、まだ始めたばかりなので、年長児がよそう姿を見て、まねることで、配膳の仕方を身に着けていきます。年長児は、3歳の子たちがきちんとよそうことができているか、忘れているものはないか気にかけてくれています。

外遊び
散歩の時には、異年齢同士で手をつなぐようにしています。大きい子が外側を歩くことで、「小さい子を守る」ということを意識していきます。
活動場所は、裏山や広場など、普段の保育と変わらない場所ですが、小さい子に無理のない活動を心掛けています。でも時には、3歳クラスで行ったことがない少し遠いコースに行くこともあります。おうちグループで大きい子にリードしてもらうことで、歩いていける体験を重ねて、「3歳クラスだけで同じコースに行ってみよう」と、クラスごとの活動が広がっていきます。
そして、山の登り方、遊び方を子ども同士で教え合う姿も見られます。例えば、急斜面を登るには木の根っこをつかむといいことや、どこに足をかけたらいいかということを、子どもの目線で伝えているのです。年長児が花や木の実などで色彩豊かなままごとを展開しているのを見て、同じように真似をするなど、遊びの幅も広がります。

室内での活動
おうちグループ初日にまず行うことは、グループの名前を子どもたちと決めることです。いろんな案を出して、最終的にひとつの名前に決めるのですが、どうしてもひとつに決まらない時は合体して、「みかんにんじん」のような名前になることもあります。名前にちなんだ大きな看板やシンボルを作るなど、協力して製作をしています。
わらべうたも、年長児と行うことで、イメージが膨らんだり、ルールを理解する助けになっています。

生活
午睡の時間では、3歳クラスの子が眠れるように、5歳クラスの子がトントンをしてあげます。布団の上からやさしくトントンしたり、さすったり、眠るのを見守っています。着替えの時にも、年長児が様子を見たり、手伝ったりしています。保育士とだけ手をつなぎたいと言っていた子が、大好きなお兄さん・お姉さんとなら手をつなぐことができるなど、生活全般で、子ども同士の関わりがおうちグループを通して密になっているのを感じます。


おもちゃ改おもちゃ

「おもちゃは人と人をつなぐコミュニケーションツール」
・子どもはおもちゃで遊ぶことにより発達が促されます。
・おもちゃは子どもの育ちにとって大切なツールです。
・おもちゃは又、人と人がつながるツールでもあります。子ども同士、保育者と子どもが一緒に遊ぶことで、おもちゃの楽しさを経験し、大好きな人と遊ぶことで、信頼関係をより深めることができます。
・協力して遊ぶ・ルールを守って遊ぶことを通して社会性を促すことができます。

園では「東京おもちゃ美術館のグッドトイ」を参考にしておもちゃを選んでいます。
園にはおもちゃコンサルタントがおります
おもちゃ選びの「6つのポイント」
1.心地よい音
2.動きのバリエーション
3.感触の良さ
4.適度な大きさと重さ
5.美しい色と形
6.じょうぶさと壊れにくさ

 

からだづくり
前転やブリッジなどのマット運動
マット運動ではしゃがむ、転がる、反る、体を支えるといった動きの中で体の柔軟性と筋力を育て、怪我をしにくい体をつくります。また、どのように体を動かせば良いか、体の使い方を自分でイメージできるようになります。自分のイメージ通りに体が動かせたときの喜びはとても大きく、成功したときの達成感が自信につながります。

相撲
友達と相撲をとる中で、楽しみながら「押す」、「引く」、「踏ん張る」といった力の使い方が自然と身につきます。また、相手との駆け引きや、勝負の面白さを味わいながら、勝つことの嬉しさ、負けることの悔しさと、次は頑張ろうという気持ちをもつことを経験することができます。
異年齢で相撲をとるときは、年上の子が年下の子に対して加減してあげるといった、相手を思いやる気持ちも育ちます。


わらべうたわらべ歌 昔遊び

○わらべ歌
「日本文化の伝承遊びのわらべ歌」「言葉の離乳食のわらべ歌」
わらべ歌は自然、言葉、数、歴史など先人の知恵が歌いこまれています。
「こめというじを」は、食べ物を大事にする心を育てます。
「あんたがたどこさ」はマリつき遊びをとおして集中力を育てます。
「いも にんじん」は数遊び。お手玉・けん玉・あやとりは手先の巧緻性を養います。
赤ちゃんから大人まで一緒に歌いながら楽しめる日本文化の伝承遊びです。
わらべ歌は園の保育に息づいています。

こめという字を
こめというじをほどいてみたれば
はちじゅうはちとよめまする
よめまする

あんたがたどこさ
あんたがたどこさ ひごさ
ひごどこさ くまもとさ
くまもとどこさ せんばさ
せんばやまには たぬきがおってさ
それをりょうしが てっぽうでうってさ
にてさ やいてさ くってさ
それを このはで ちょいとかくせ

いも にんじん
いも いも にんじん
いも にんじん さんしょ
いも にんじん さんしょ しそ
いも にんじん さんしょ しそ ごぼう
いも にんじん さんしょ しそ ごぼう むぎ
いも にんじん さんしょ しそ ごぼう むぎ なす
いも にんじん さんしょ しそ ごぼう むぎ なす はす
いも にんじん さんしょ しそ ごぼう むぎ なす はす くり
いも にんじん さんしょ しそ ごぼう むぎ なす はす くり とうなす


びじゅつ美術表現

「絵が好きになる子を育てる美術表現」
・美術表現は、造形美術の種をまくこと
・子どもが自分が何が好きか自覚すること
・美しいものに気づくこと
・あれが描きたいと思うこと
そのための技術を身につける一歩と考えています
美術表現を通じて手が発達し、目が発達する、美しいものに心を向けることができるようになります。それが子どもの自律につながります。
0・1歳児はクレヨンを使って好きに遊ぶことが身体に感覚として残ります。
3歳児は色や形の認識ができ始めるころです。
保育者にほめてもらえる、認めてもらえることは子どもが絵を好きになる一番の動機です。
美術表現は絵が好きな子を育て、自己表現ができる子を育てるのがねらいです。


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