Efforts 園の取り組み

葉山にこにこ保育園の柱は、「食」と「遊」です。これは、法人名でもあるように、保育園の原点でもあります。
「食べることは、育つこと。力いっぱい遊ぶためには、しっかり食べることが基本」。
この言葉を支えるように、様々な食の取り組みを行っています。
また、遊ぶことは、からだづくりとこころそだてに大きな「ちから」を与えてくれます。それは、「生きる力」となり、これからの人生を豊かにしていくために欠かせない力となっていきます。
そして、現保育園の前身である「にこにこくらぶ保育園」より思いを引き継いでいるのが、「異年齢保育」です。少人数の保育園からスタートした歴史を今でも受け継ぎ、クラスを隔てる壁のない保育室での生活、異年齢による散歩などの交流の中で、憧れや達成感を味わうとても大切な活動です。

このように、私たちが取り組むひとつひとつに理由があります。
そのひとつひとつに思いが込められています。是非、豊かな食材と、葉山の豊かな自然、そして豊かなおもちゃに触れ、こころもからだも豊かにしましょう。

  • 食の安全
  • 食物
    アレルギー対応
  • 離乳期の
    抱っこ食べ
  • 幼児クラスのクラス
    配膳
  • 食との
    つながり

食べることは育つこと。力いっぱい遊ぶためには、しっかり食べることが基本です。
毎日の給食の素材は、生命力のある食材を使用し、オーガニック給食の実施と共に放射能の影響が少ない産地の食材を選ぶ努力を続けています。園のテーマである食物アレルギーの対応として、卵、乳製品、ナッツ類は使用していません。食材の選択をしながら献立に工夫を凝らし、食材に制限のある子どもがみんなと一緒に美味しい食卓を囲めるようにしています。

アレルギー疾患とは、本来なら反応しなくても良い無害なものに対する過剰な免疫反応のことをさします。根本原因は分かっていませんが、複雑な添加物や環境汚染、生活環境などの影響があると考えられています。子どもたちをそれらの影響から可能な限り守り、免疫力を高めるためにも、保育園では農薬や化学薬品の影響を減らすこと、日本の風土に適した米食と伝統的な調味料をはじめとした質の高い食品を給食に使うことを心がけています。食材の除去が必要な場合、専門医の指導のもと、保護者と保育士、管理栄養士による、月1回の面談により献立の食材を相談しながら進めていきます。

「抱っこ食べ」は歩行が安定するまでの間、担当の保育者がひざの上に子どもを座らせて食事をします。毎日決まった時間と場所で担当の保育者が食べさせることで、信頼関係を育み、一緒に食べる楽しさ、食べる意欲、集中力を育んでいます。また、一人ひとりの意思表示を大切にしクラス配膳につなげます。

3才児クラスの12月頃から、給食を自分で選び盛り付ける「クラス配膳」を始めます。自分で食べたい量、食べられる量を選ぶことは、様々な生活の場面での自立に向けた一歩となります。自分で選択することで体に良い食べ方を身に付けていき、自分の食べる適量が知ることを目指します。

子どもの食べる意欲を育てるために、日常的に調理体験を行っています。玉葱の皮むきや人参洗い、子ども達の成長に合った無理のないことから始めていきます。
●お味噌づくり(4才)~乾燥大豆を水につけ味噌になるまでの変化を知る体験をします。
●お餅つき(5才)~地域の農家の協力を得て、田植え・稲刈り・餅つきにつながるもち米つくりをしています。伝統的な食体験である餅つきを通じ、つきあがったお餅の美味しさを感じます。
●お米とぎ(4,5才)~毎日クラスのお当番が自分たちのお米をとぎます。出席人数やその日の活動、献立によって何合炊くかを決めます。
●玉葱の皮むき~皮を1枚1枚むくことに集中します。2才児クラスが定期的に行います。

  • 野外保育
  • グッドトイ
  • わらべうた
  • サッカー
    遊び
  • かけっこ
    遊び

海、山、川が身近にある葉山の豊かな自然は、子どもたちにとって格好の遊び場です。いつの季節でもリュックサックを背負って、外遊びに出かけます。
四季折々の表情を見せてくれる自然は、子ども一人ひとり感じ方、とらえ方が違います。答えは一つではありません。そこに自然の素晴らしさ、子どもの感性が豊かになるポイントがあるのです!自然のなかで四季を楽しみ、からだとこころをいっぱい使って遊んだ幼児期の体験は、どんなに子どもの栄養になることでしょう。

園では、東京おもちゃ美術館が勧めるグッドトイを取り入れています。
グッドトイの6つのポイントは
①心地よい音
②動きのバリエーション
③感触の良さ
④適当な大きさと重さ
⑤美しい色と形
⑥じょうぶさ です。
おもちゃは子どもが初めて出会う文化です。おもちゃ遊びは子どもの成長を促し、おもちゃは人と人を結ぶツールでもあります。保育士が一緒に遊ぶことで、一人でも友達とも楽しく遊べるようになります。

わらべうた遊びは心とからだと言葉の常備食と言われ、自然・言語・数・歴史など先人の知恵がうたい込まれています。園ではわらべうたを日常の保育や行事にふんだんに取り入れています。
赤ちゃんは大人が口ずさみ手を取り、体を揺らして一緒に遊びます。かくれんぼの「いちじく~にんじん~もういいかい」は数え歌の定番。幼児は「だるまさんがころんだ」や「はないちもんめ」の集団遊びが大人気です。

月に一度、プロのサッカーコーチを招いてのサッカー教室は、子どもたちの楽しみにしている活動のひとつです。
4、5歳クラスを中心にボールに触れることから始まり、ボールと友だちになり、気づくとどの子もボールを足で蹴って、ゴールへ向かおうとします。
この教え込むのではなく、自然とボールと関わることで自らの力を引き出すサッカー教室。子どもたちが好きになる理由がそこにあります!

走ることはすべての運動の基本です。子ども達はかけっこを通して自分の目標をもち、達成感を感じることができます。また体幹を強くし、バランスのとれた体づくりにつながります。順位というより、フォームや頑張る姿を大人が認めてあげることで、自己肯定感が高まります。子ども達は鬼ごっこやかくれんぼで飽きずにかけっこをします。かけっこ教室ではリレーや走り方の基本を楽しみながら経験する活動も保育の中で行います。

  • 異年齢保育
  • 防災活動
  • サポート保育
  • ピラミーデ
  • 美術表現

週に一回3・4・5歳クラスの子ども達が3つのグループに分かれて活動します。 一緒に遊び・生活を共にする中で、年長児から年少児へと遊びが伝承され、年少児は年長児をお手本にすることで、子ども同士で成長し合うことができます。年少児は年長児に憧れを抱くようになり、年長児は下の子の世話や教えてあげることが大きな自信につながっていきます。子ども同士の信頼関係が、おうちグループの活動を通じて育ち、幼少期に必要な社会性の基礎が身に付いていきます。週一度だけではなく、普段の生活の中でも一緒に遊んだりお世話をしてくれるようになり本当のきょうだいのような関係になっていきます。

園舎は一番近い海から2km離れており、海抜24mあり、葉山では多い土砂災害警戒区域からは外れている場所に位置します。園では、日頃から防災訓練や専門家による職員研修、備蓄品整備(※全園児が3日間滞在できるよう備蓄しています)・園舎整備点検を行っています。 子どもも大人も自分で自分の身を守ることができることが、災害に負けない園づくりにつながると考えています。

子どもは、みんな違う個性を持ち、それぞれの感じ方があり、それぞれの可能性を持っています。同時に、発達の速度も形もまちまちです。中には得意な事と苦手な事の差が大きい場合もあります。園では、子どもの姿をしっかりとらえサポートする保育を行っています。心と体をだっこする育児法「抱っこ法」、体操や書字の愛さんワーク、リソースセンターoneなどの専門家による助言や指導を取り入れています。

オランダの教育法のピラミッドメソッドを保育に取り入れています。その中に、子どもが遊びの中で自らの力を使って学び取れるように、「プロジェクト保育」というものがあります。プロジェクト保育は、三つの能力[認知(脳))・情緒(心)・身体(体)]と八つの発達領域(知覚・考える事・言葉 ・個性・社会性・運動能力・芸術的な発達と空間と時間の理解)を刺激できるよう作られています。発達領域が刺激されるようなテーマ(色・かたち・大きさなど)を毎月決め、散歩先で葉や木の実の形や大きさの違いを見つけたり、葉の色の変化で季節の変化を感じられるよう野外活動にも取り入れたプロジェクトを作成しています。

美術表現は、自分のこうしたいという気持ちと出会うこと。不思議に思うこと、新しい発見をすること、練習してみようと思うことを大切にします。正解に向かうのではなく、自分の感情との交流に十分に時間をかけることが保障される時間です。ハサミ・粘土・絵の具を使って表現を楽しむ巾を広げ、安全で楽しく遊べる使い方も学びます。絵の具のフィンガーペインティングで虹や足型を描いて、自分の世界を広げる活動もします。

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